山本晴美 ここで愛ましょう New

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

支え

短い滞在時間、台風の影響なく過ごせました。

 

初めてのコンテナホテルでの宿泊。

何事も体験が大事ね。

 

フロント猫のチャチャは、最初の鼻挨拶でぐっと仲良しに。

積極的に迫ってくるので、積極的に撫でくりまわしました。

コンテナ番号教えておいたけれど、来なかったね。

 

 

昨日も写真にはないけれど多くの人に会いました。

今日の13時のフェリーまでの時間、ねばります。

 

『忘っつぃんのぉ』のメイキングとエピローグで伊江島民謡の「砂持ち唄」を歌ってくれたみわこちゃんに会います。昨日は島で7年に一度の芸能の発表があり、関係者しか入れなくて残念だったけれど、みわこちゃんもお勉強のためにバタバタ。

 

今朝は小学校の運動会があるので、そこで少しだけお会いすることに。

昨日のうちにジミーのケーキは届けておきました

(^^)

 

地域あげての参加。

みんな顔見知りだからね。

おぉ、会えたねウルトラマンみわこ。

ご主人は島のお刺身屋さんだよ。

 

 

昨日の続き、知念さんに方言指導をお願いしてあります。

沖縄には地方それぞれの島言葉があって、特に伊江島は独特で、東と西地区でも違います。

それに、沖縄戦の時代に使われていた言葉や、その言葉を使う場面での使い方も違うから、島の中でも記憶のある方は少ないです。

 

貴重な時間です。

今日はお孫さんたちは出かけていておひとりでした。

 

いつものように、沖縄戦の話から入り、教えていただきたい原稿を前に発音と筆談で進めます。

 

証言は当時6歳だったご本人の記憶は、どうしても同じことの繰り返しになる。

でも、間に挟まれる村人の話や、私が読み上げる原稿の反応から、今日はいつもと違うな...と感じていました。

 

「もう話す事ないよ、資料にも書いてあるし、6歳だったからね。」

 

いつも、とても冷静で、どこかクールに島の事、沖縄の事、当時の証言をしてくださるのだけれど、私がなぜ、こんなにもしつこく小さな確認を繰り返すのか思いを話しながら、『わっつぃんのぉ』の原稿を追い進めているうちに、突然、これまでにない話が始まりました。

 

記憶にあっても話せないこと、その理由。

みるみるうちに知念さんの目に涙が溢れてきました。

初めてです。

突然、あるエピソードを話してくれました。

 

戦争の話は自分の子どもたちも知ろうとしないし、こんな惨めなことは知られたくない。

誰にも話したくなかったし、村の年寄りもみんな心の中にしまって生きている。

「今日初めて口にしたよ。」

私も泣けます。

地上戦、地域ぐるみの戦いが残した傷はこういう事なんです。

 

何度かお会いしているので、お会いできる一回の時間で、新しい証言や記憶が出てくることはないのが普通です。歌語りのどの作品の取材も同じです。

 

それでも繰り返し会いに行くのは、傷ついたエピソードを作品の中で伝えるためではありません。歌語りが聴いてくださる方の琴線に触れるのは、証言者の魂と私が対峙できた部分なんです。

 

知念さんと二人で泣きました。

 

 

「歌語り」は聞き取り物語りではないんです。

だから時間も取材のためのお金もたくさんかかります。

これが私の歌語りです。

 

続けてきた20年間、誰にも言えていない歌語りの運営の大変さや、作品が仕上がるまでの苦しさは、証言者たちの身を切る思いで私に託してくれた瞬間が支えてくれています。

 

私が社会で生きていく上での焦りや孤独な毎日の中で、「歌語り」の作品、そして運営にこだわりを持つのは、こういう時間を過ごして今があるから。

 

そんな事はわかっているように、都合の良い時だけの思いやりや言い訳に、私が傷ついても仕方ない..... と考えるのは、もうやだなと自覚しました。

 

知念さんが初めて私に言いました。

「あんたともっともっとたくさん話がしたい」

 

いつか、伊江島で『忘っつぃんのぉ』聴いてもらいたいという気持ちが心に宿ました。

 

 

挨拶に寄った悦子おばぁからジーマーミーのお土産をたくさんいただきました。

そうそう、昨日、おばぁにはジミーのケーキをお土産にしたのだけれど、その時のリアクションが可愛いのです。

 

「おぉ〜ケーキがあると、今夜、親戚をみんな集めなさい。」

 

おばぁの周りの皆さん、楽しくお過ごしくださいね。

 

フェリー乗り場で、今朝届いたという伊江島バナナを買いました。

もし、願いが叶い千枝子さんに会うことができたら......

 

 

 

残りの旅でも奇跡が続きますように。

 

比屋根(ひやごん)に向かいます。

 

 

比屋根って読めた?

 

立地と清潔感と金額で選んだホテル。

北谷に用事があるのだけれど、アメリカンビレッジに近いせいか、予算外。

 

比屋根の高台にあるホテルの看板には、予約の時には触れてなかった外国人用!?とも書いてありました。

隣はファミマなんだけれど、入り口は色々な店舗が併設されていてちょっと心配になるたたずまい...... 心臓、バクバク...嫌だな、なんだか不気味で。

 

エレベーターもフロントもロビー(?)も古い感じで、緊張します。

 

ところが、部屋を開けてなんと味のある広ーいお部屋。

コンテナホテルが4つは入る空間。

外国人用の意味がわかりました。

家具が色々おいてあって、全てが大きい。

古いけれどリノベーションしてあって、ベッドルームは真っ白なシーツとタオルに安心の清潔感。

水回りは別の空間、玄関も中扉の向こう。

高台の3階からの景観は海と街と、これまでにないパターンです。

これは旅人心をくすぐります。

 

広すぎるので、使いやすいようにいつもの模様替え。

海外のアパートメントってイメージです。

沖縄らしいのかもね。

 

 

今夜は今日の方言指導をまとめます。

でも、ねむいな.....

またね